ゴルフ中に足裏がズキズキ痛いなんてことありませんか?
もしかしたらその原因は『足底筋膜炎』かもしれません。
プロゴルファーの渋野日向子選手も、足底筋膜炎の症状に悩まされているんです。
ゴルフのラウンド中にはたくさん歩きますし、足裏が痛いなんてことになるとスイングに悪影響も。
この記事では、現役接骨院院長の僕が足底筋膜炎の原因・治し方、予防方法を紹介していきます!
ゴルフ中の足裏が痛い原因

最近歩き出すと足裏のかかと付近が痛いんだけど・・・

過度に歩いたり、靴が合っていないのかもしれませんね
普段の生活の中では、アスファルトやフローリングなど、人工的な床面から足に加わるストレスは大きく、足のトラブルにみまわれる方は多いです。
歩行中、足裏のかかと付近が痛い原因は、足裏の筋肉に炎症を起こす「足底筋膜炎」と「有痛性踵骨棘(ゆうつうせいしょうこつきょく)」、「滑液包炎」の3つが主な原因。
過度の起立歩行を必要とする職業や硬すぎる床からの衝撃、また履きなれていない柔らかすぎる靴に履き替えた場合にも足底筋膜炎や、有痛性踵骨棘は起きることがあります。
足底筋膜炎や、有痛性踵骨棘を発生させた方の症状
・歩行時に踵骨全体に痛みを感じるが、押した場合は土踏まずの踵骨寄りに痛みが限定している
・足裏かかと中央から内側にかけて痛む
・足全体に体重がかかった時、またはかかとが床から離れる歩行の1歩目に特に痛みを感じる
写真のような有痛性踵骨棘の場合は長期に足の痛みを放置し、骨が変形して棘のようになってしまったため痛みを発生させています。
骨の変形が見られる場合は手術が必要になってしまうこともあるため、足裏が痛いと思ったら長期に放置せず、素早く医師又は専門家に診てもらうことが必要です。
ゴルフファーを困らす足底筋膜炎の治し方
まず初めに足裏の傷みが軽傷な場合は「シャンク」のしっかりとした靴に履き替えるだけで、
痛みが減少していく場合があります。
靴のシャンクという言葉は聞きなれないと思いますが、足裏の土踏まずアーチを支える役割を持つ、インソールに埋め込まれた部品のこと。
ゴルフのミスショットとは違います。
シャンクがしっかりとした靴に買い替えたけど、それでも痛みが治まらない場合もあります。
そんな時には足の幅に対して、靴の幅が広すぎることが原因。
幅が広すぎ踵が外に反転する状態が強くなり、足底筋膜が伸ばされる姿勢を取らされることによって痛みの発生原因になります。
靴の幅(ウィズ)を合わせた靴を購入するようにしましょう。
お気に入りの靴を買い替えたくないという場合には、インソールを入れてあげるのもおすすめ。
僕の接骨院ではスポーツシューズ用に、柔軟性をもちつつ土踏まずのアーチをサポートさせ、踵への衝撃を吸収し深いヒールカップで踵のブレを安定化させる『ショックドクター ウルトラ2』というインソールを患者さんにすすめています。
でもインソールが入れられない靴、ずっと靴を履いている生活じゃないなんて場合もあります。
そんな時には、靴下のように履くサポーターがあるんですよ。
靴を脱ぐ機会が多い方は「ソルボタテアーチサポーター薄型」
足裏のトラブルは、まず靴を見直してぴったりフィットした物に変ええるだけでも症状が緩和していきます。
それにプラスして、インソールやサポーターを使うとより効果的ですよ。
ゴルフ中の足裏が痛い原因、足底筋膜炎の治し方まとめ
ゴルフ中の困った足裏の痛みの原因、足底筋膜炎、有痛性踵骨棘の治し方は、
シャンク(土踏まずアーチ)のしっかりとした靴を履く
幅の合った靴を履く
靴をあまりはかない生活の方は専用のサポーターを身に付ける
ゴルフはたくさん歩き、スイングは足裏で地面を蹴る動きを繰り返します。
足裏が痛いとスイングも乱れるうえ、日常生活動作にも支障が発生。
少し痛いくらいならと長期に放置しないよう、早めの対処を心がけるようにしましょう。
そして急性に痛みを発症したものは医療機関での診察も必要。
楽しいゴルフライフにできるよう気を付けてくださいね。
家庭での電気治療も有効です。
家庭用治療器は筋肉を芯から緩めてくれる『リフリーラ低周波治療器』がおすすめ。

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