ゴルフの練習楽しくしていますか?
でもゴルフ初心者は腱鞘炎に注意が必要。

楽しくて打ち込みすぎたら最近手首や肘が痛くて・・・

それ、腱鞘炎かもよ
楽しさと上達したい焦りから200球300球と打ち込んでしまうと、手首や肘を痛め腱鞘炎になってしまうんですよね。
この記事では、現役接骨院院長の僕が腱鞘炎の原因・治し方、予防方法を紹介していきます!
目次
ゴルフでなる腱鞘炎の原因

最近手が痛いんだけど・・・

わかるわかる、自分も初心者のころ痛くなったよ
ゴルフの練習を夢中でしていると、ある日手首や肘が痛くなってきた経験、初心者時代の僕にもありました。
ゴルフでなりやすい腱鞘炎の部位は手首や手の指、肘があります。
なぜこの部位に症状が出やすいかといえば、初心者の方はとにかく手に力が入りすぎ。
手に力を入れすぎたまま重いクラブを繰り返し振り回したり、スイングが安定しないまま地面をクラブで叩いてダフったりトップしたりするため、負担を蓄積させているんです。
特に練習場ではダフったときにマットの下がコンクリートでできているため衝撃も大きい。
そのため手首や手の指、肘にダメージが蓄積され炎症を起こし、腱鞘炎へとつながっていくんです。
ゴルフ初心者がよく経験する腱鞘炎の治し方
腱鞘炎と一言でいっても、発症する部位により名前がついています。
一般的なのは
手の指:ばね指(弾発指)
肘:外側上顆炎(テニス肘)
手首の腱鞘炎の症状・治し方
手首の腱鞘炎、ド・ケルバン症は手首の親指側周辺に痛みや熱感、腫れが出現する症状。
親指を手のひら側に曲げ、残り4本の指を握り手首を小指側に曲げると強い痛みを発します。
治療法は2~3週間の安静固定、熱感のあるものは氷水、湿布などでの冷却を施します。
また慢性の経過をたどり難治性のものには手術での処置が必要になることもあります。
指の腱鞘炎の症状・治し方
指の腱鞘炎、ばね指は指の屈伸時に、指が曲がったまま伸びなくなる症状。
無理にそばそうとすると、引っ掛かっている指がビンッと急に跳ねるような弾発現象を発生し痛みを生じます。
治療法は手指を曲げるのを抑制し、3~4週間の安静固定。
長期に症状の改善が見られない場合は手術での治療対象となります。
肘の腱鞘炎の症状・治し方
肘の腱鞘炎、外側上顆炎は厳密にいえば腱鞘炎ではありませんが、手を反らす動きでの使い過ぎにより発症するもの。
テニスプレーヤーに多く、他に卓球、ゴルフ、バドミントンなどでもみられる。
40歳代に最も多く、手首を反らす機能を持つ短橈側手根伸筋という筋肉の始まり部分である肘付近に微小損傷を生じ痛みを発します。
治療法は氷水、湿布などでの冷却、安静固定、及び痛みを起こさせる動作の禁止、スポーツの禁止。
接骨院や整形外科などでの電気治療なども有効。
忙しくリハビリや接骨院へ行けない方は、電気治療器のレンタルサービスを使うのもありですよ。
レンタルサービスもある家庭用低周波治療器・「リフリーラ」の口コミはこちらへどうぞ。
腱鞘炎治療のNG行為

早く治したいから揉んでもいい?

絶対だめです!
腱鞘炎を早く治そうと患部をグリグリと揉む方がいますが、これは明らかなNG行為なんです。
というのも患部は目では見えませんが体の中で微小損傷があり、腫れや熱感を生じて痛みが出ている状態です。
腫れがあるところを揉み続けると、逆に腫れを大きくして治癒を遅らせてしまします。
例えば擦り傷ができたところに、早く治したいからといって揉む人いませんよね?
逆に傷口が広がって治りが悪くなってしまいます。
腱鞘炎も同じことが起こると思って正解。
痛みがあるところはグリグリと揉むことはやめましょう。
安静のためのサポーターはどんなのがいい?
腱鞘炎を早く治すには、安静が一番重要。
そのためにはサポーターを使って患部にストレスがかからないようにしていきます。

どんなサポーターでもいいの?

症状に合わせた専用のサポーターを使うといいよ
ドラッグストアなどにおいてあるサポーターは関節の保護や温めるという機能のものがほとんどです。
症状に合わせて細かく細分化されたものが置いてあるわけではないので、しっかりと症状に合わせて効果を発揮するサポーターを選ぶのがおすすめ。
医療機関で質問すると専門知識を持った人が答えてくれるので、無駄な買い物をしなくてすみます。
接骨院院長の僕が患者さんにおすすめする場合、次のような商品をおすすめしています。

薄さ0.4mmの生地で通気性もあるため暑い季節でも気になりません。
人差し指から小指までの4本の指を固定するのに最適。
アルミステーで角度調節も簡単で固定力も抜群です。
価格 1,650円(税込)

インナーマッスルに向かって特殊な2つのパッドで、筋肉を両側から包み上げるように圧迫。
トップアスリートのようなハードな動きにも耐えられる設計の商品です。
価格 2,464円(税込)
ゴルフで腱鞘炎にならないようにするには
練習は頑張るんだけど、意外と体のケアはおろそかにしがち。
でもストレッチやアイシングをして体の状態を万全に保っていくことが、長くゴルフを楽しむ秘訣です。
ストレッチ・および血行の促進
練習前はストレッチを行うことで、筋肉の温度が上がり関節部へつながる筋肉や健の柔軟性があがります。
また運動後にストレッチを行えば血流がよくなり、酸素や栄養分が効率よく体の隅々に運ばれ、疲労回復を早める効果もあります。
アイシング
運動後アイシングを行うと血管が収縮し血流量が減少します。
すると運動時負担をかけ組織に損傷を受けた部分からの出血量を減らすことができ腫れを抑えることができます。
また患部の腫れを抑制する以外に炎症を抑える効果も。
氷水で20分ほど患部を冷やすのが理想です。
スイングの改善
間違ったフォームで練習を続ければスイングが安定せずミスを誘発します。
するとダフッたり、トップしたりと、クリーンに打てないため衝撃が体に蓄積していき体のあちこちを痛める原因に。
初心者ではスイングを一人で直すことは難しいため、ゴルフスクールでレッスンを受け、安定したフォームを身につけることもケガの防止に役立ちます。
突発的になったものは捻挫
腱鞘炎は繰り返し関節部に外力が加わり痛みを起こすもので、慢性痛に大別されます。
ですが全く関節に痛みや違和感のない状態でゴルフクラブを振り、ダフって手首や肘に突発的な痛みを発症したものは捻挫の可能性が高いです。
このような場合安静にするのはもちろんですが、整形外科や接骨院で健康保険を使用しての治療を受けることができます。
もちろんゴルフ保険に入っていれば、保険代理店へ連絡し保険請求をすることも可能です。
腱鞘炎か捻挫か自分でわからない場合は自己判断せず、医療機関に受診するようにしましょう。
関連記事:ゴルフ保険に入るべき5つの理由!初心者こそ必要性は大です!
ゴルフ初心者の腱鞘炎についてのまとめ
ゴルフ初心者に起きやすい腱鞘炎は
手の指:ばね指(弾発指)
肘:外側上顆炎(テニス肘)
これらの症状になってしまうと日常生活動作にも支障が出るため、とても不便になってしまいます。
練習に熱心になることはいいですが、使ったとのケアも忘れないようにしましょう。
そして急性に痛みを発症したものは医療機関での診察も必要。
またケガをしにくいスイングを身につけることも重要です。
楽しいゴルフライフにできるよう気を付けてくださいね。

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